今週末いよいよ開催!
NOCIW CIP〈ノチウチプ〉
若干数では御座いますが、当日券の発売が決まりました。
2022.09.16 追記
——–
NOCIW CIP <ノチウチㇷ゚>とはアイヌ語で「星の船」の意。
アイヌの伝統歌をうたう “マユンキキ” と、日本をはじめ世界各地を旅しながら影絵、仮面、パペットを駆使して舞台作品を制作・上演する “ほしふね” とのコラボレーションで提供するスペシャルライブがこのイベント「NOCIW CIP <ノチウチㇷ゚ >」の中核です。
みなさんを「星の船」に乗せて、とあるアイヌが見る夢の中の世界にみなさんを誘います。かっこうの神さまが恋をして、人間に化けて、せつない別れが訪れる、そんな動物と人間が等しい存在であったアイヌの神話の世界を、マユンが唱えるリフレインするメロディーとしての神瑶(しんよう)と、そして、ほしふねが牡鹿半島にうつしだす幻想的な影絵が形作り、みなさんは、その夢の世界を追体験していきます。
マユンキキは2021年夏、Reborn-Art Festival 2021-22 [前期]に参加し、そこで鹿猟師・小野寺望と出会いました。自身の出自であるアイヌの文化をリサーチするマユンキキと、牡鹿の山々をめぐり、自然と人間とを分け隔てず命をいただく行為として狩猟を行う小野寺望が邂逅したのは自然なことだったかもしれません。
2021年の秋、小野寺は北海道に猟に出向き、そこでマユンキキと再会し、マユンのお母さんなどご家族とも会い、より深くアイヌの暮らしや神話の世界に触れました。
今回、[後期]の開催にあたって、小野寺からマユンに改めてマユンキキの世界観やメッセージを一緒に表現し、みんなと共有したい、という強い思いがあって、このイベントが実現しました。
ワークショップでは、マユンキキと小野寺望がいろいろなお話をしたり、ライブの最後でみんなで歌を歌って踊れるように、簡単なアイヌの歌と踊りを練習します。
お時間の許す方は、限られた人数にはなりますが、ライブの後の食事と輪踊りをとり行いますので、ぜひご参加ください。
小野寺の獲った鹿肉を使ったワンプレートのお料理をお出しして、マユンキキ、ほしふね、小野寺も一緒に輪を囲んでいただきます。マユンキキもアイヌ料理を一品ご提供します。ライブの後のささやかな宴(うたげ)をご一緒に楽しみましょう。
チケットはこちらから購入できます。
NOCIW CIP<ノチウチㇷ゚>
イベント詳細
出演:
マユンキキ、ほしふね、小野寺望(Antler Crafts)
日時:
2022年9月17日(土)
第一部(ライブ)16:30〜18:45
第二部(宴)19:00〜20:30
※ 受付開始 15:30〜
料金:
▼ ライブのみ
リボーンアート・パスポートあり ¥2,500(税込)
リボーンアート・パスポートなし ¥3,000(税込)
▼ ライブと宴
リボーンアート・パスポートあり ¥5,500(税込)
リボーンアート・パスポートなし ¥6,000(税込)
会場:
石巻市小積浜 Antler Crafts前
(石巻市小積浜谷川道44)
予約:
ArtSticker
https://artsticker.app/events/1602
チケット販売期間:
① ライブのみチケット:〜当日 (9月17日)15:00まで
② ライブと宴チケット:〜2日前(9月15日)23:59まで
【お知らせ・注意事項】
・雨天決行(大雨の場合は近隣の公民館にて実施します)
・車でのアクセスのみ
・開始時刻15分前までにご集合下さい。
・「パスポートあり」チケットをご購入の方は、受付時にリボーンアート・パスポートのご提示をお願いします
・ライブは静かな演目となりますので、写真、動画撮影 NG です。
・Reborn-Art Festival 2021-22 が定める 新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン を事前にご確認のうえご参加ください。体調不良や濃厚接触の可能性がある等の方はご遠慮ください。
・当日はイベントの模様を取材・撮影する可能性があり、お客様の様子が各種メディア媒体、Webサイト、ソーシャルメディア等に掲載される場合がございます。ご協力お願いいたします。
・無連絡で15分以上経過した場合はキャンセルとさせていただきます(返金なし)のでご了承ください。
問い合わせ先:Reborn-Art Festival 事務局
TEL:0225-90-4726
MAIL:info@reborn-art-fes.jp
【 アーティストプロフィール 】
▶︎ マユンキキ|Mayunkiki
1982年生まれ。北海道出身・在住。アイヌの伝統歌を歌う「マレウレウ」のメンバー。音楽分野だけでなく国内外のアートフェスティバルにパフォーマンス参加多数。アイヌ語講師、札幌国際芸術祭(SIAF)2017バンドメンバー(企画チーム)、SIAF 2020ではアイヌ文化コーディネーターをつとめる。2018年より、自身のルーツと美意識に纏わる興味・関心からアイヌの伝統的な文身「シヌイェ」の研究を開始。現代におけるアイヌの存在を、あくまで個人としての観点から探求し、表現している。2020年には、第22回シドニー・ビエンナーレ「NIRIN」に参加。同年、写真家の池田宏と「シヌイェ アイヌ女性の入墨を巡るプロジェクト」(北海道・白老)、その後の初めの個展として2021年「シンリッ アイヌ女性のルーツを探る出発展」(北海道・札幌、CAI03)を開催した。
▶︎ ほしふね|hoshifune
ほしふね仮面舞踊家小谷野哲郎と、物語作家わたなべなおかによるユニット。自然、風土、伝統文化、夢などからイマジネーションを広げ、ものがたりを紡ぎ、影絵や仮面などを駆使して、多様なジャンルのアーティスト達と共に舞台作品化。近年では特に「暮らしと食とアート」をテーマにプロジェクトを展開。主に日本やアジア各地でその土地の人たちと関わりながら生み出されるものを大切にしている。
▶︎ 小野寺望|Nozomu Onodera
アントラークラフツ主宰
1967年、宮城県気仙沼市生まれ。宮城県石巻市在住。石巻猟友会所属。牡鹿半島でニホンジカの有害駆除を担い、狩猟や野生食材の採取などをしながら、食材の育つ背景を伝える食猟師。石巻の気候風土に育まれた四季折々の自然の恵みと、野生食材の持つ本来の味と姿を、食と自然体験のプロジェクトを通じて発信し続けている。2017年よりリボーンアート・フェスティバルと共に、ニホンジカの解体処理を行い牡鹿半島の自然の恵みを伝える拠点「FERMENTO」を運営。料理人やアーティストなどが集い、感性を磨く場所を創っている。