-
未利用魚や鹿肉など石巻・牡鹿半島の味を “おでんとタコス” で楽しむ飲食店「Reborn-Art STAND」が11月11日(土) JR石巻駅構内にオープン!2023.11.04 UPDATEイベント情報
-
8月4日(金)〜 6日(日)限定、JR 石巻駅構内に石巻・牡鹿半島の食を “おでんとタコス” で楽しむ「Reborn-Art STAND」をオープン!2023.08.02 UPDATEイベント情報
-
7月15日、16日限定 OPEN! 食堂「はまさいさい」夏営業のお知らせ2023.07.12 UPDATEイベント情報
-
【 終了しました 】セッションダイニング #2(ゲストシェフ:太田哲雄「ラ・カーサ・ディ・テツオ オオタ (LA CASA DI Tetsuo Ota)」2022.10.17 UPDATEイベント情報
石巻は漁業、農業など一次産業の盛んな町でもあります。海川、野山、田畑の貴重な食資源について、現在の市場経済合理性だけにとらわれず、新たな価値を見いだすために、リボーンアート・フェスティバルが「Reborn-Art」の言葉に込めた「生きる術(すべ)」。それは、これからも「続いていく未来」の中で、人間を含むすべての生き物が命をいただく連鎖、循環を、その豊かさを感じ、状況に応じて考え、工夫していくこと、と捉えています。
今私たちは、食の喜びとともに様々な危機感も感じています。漁家、農家など一次産業に携わる人、料理人、それを広める人、それを食べて受け止めることで実感する人……、それらのつながりの中で起こる新たな工夫が命の本質を巡る旅を様々な企画やイベントという形で表現していきます。
石巻の料理人を中心に、これまでリボーンアート・フェスティバルに関わってくれた、時代を代表する食のクリエイターたち。そこに新たに才能豊かなシェフたちが加わり、新しいリボーンアート・フードセッションを展開します。
石巻の魅力を発信する
石巻の旬の食材を使い、その美味しさを伝えるだけでなく、自然環境と人間社会から生まれた環境課題にも取り組んだ料理を通じて、この地ならでは食の魅力を表現します。目指すのは、自然の恵みを受けて育まれた食材ひとつひとつの「命」の輝きを、共に愛しむダイニングです。
全国の著名な料理人が、石巻の誇る地元料理人や生産者、食材、大自然と出会うことで生まれる大きなエネルギー。リボーンアートダイニングを舞台に、自然と融合しながら、料理人たちの多様な手法によって丁寧に生み出された料理の数々が、工夫することの楽しさを伝えます。
地元の食材を中心に使った明るく元気な食堂。浜を愛する人たちと共に、浜の暮らしのなかで受け継がれてきた伝承料理や昔ながらの知恵を集め、牡鹿半島の新たなにぎわいの場所となることを目指します。時折、ゲストシェフが旅するように訪れ、ランチメニューを提供します。
石巻を、地元に精通した案内人とともに巡ります。海では漁師と共に漁体験。山では鹿猟師と一緒に山を歩き、それぞれ海と山の恵みの生かし方を学びます。石巻の自然が織りなす多面的な魅力に五感で触れ、すべての命とその根源とのつながりを改めて見出すアドベンチャーです。
リボーンアート・フェスティバルでは「いのちをいただく」という生き物の根本を、楽しさをもって捉え直すためにも、アートや音楽と食の化学反応も含めて、様々な「出会う」を作っていきたいと思っています。今回はその「出会う」ことを「フードセッション」と名づけたわけですが、そのリーダーを、原点回帰をイメージして以下の3人で担っていくことになりました。
震災前から石巻でしっかりとした食文化を作ってきて、地域のつながりにも高い関心を寄せてきてくれた阿部司さん。震災を機に石巻に移住して、内外の様々な出会いを積み重ねてきた、新しい石巻の食を象徴するような料理人である今村正輝さん。そしてリボーンアート・フェスティバルの発起人である私、小林武史が加わらせていただいております。
有能なスタッフや関係者とともに、参加してくださる皆さんを、素敵な食体験に誘っていきたいと考えています。
よろしくお願いいたします。
Reborn-Art Festival 実行委員長
小林武史
- 阿部 司
- 割烹滝川(石巻)店主
1972年生まれ。宮城県女川町出身。調理師専門校卒業後、関東方面で修行。帰郷し、家業の水産加工事業に従事しながら、滝川の調理部を兼務。2011年、滝川4代目に就任。小中学校で郷土料理の授業を行うなど、地元の食文化を保存、発信する活動を行っている。石巻の身近な郷土料理を伝える本『たべる つくる 石巻(春夏版/秋冬版)』(日本家政学会)のレシピの聞き取り、調理再現を担当。石巻芽生会会長。
- 今村 正輝
- 四季彩食いまむら(石巻) 店主
1981年生まれ。千葉県松戸市出身。大学卒業後、世界中を旅して周り、多くの経験と人、料理に出会う。帰国後、那須の旅館や東京の和食店に勤め、2011年5月に、震災ボランティアとして石巻を訪れる。そこでの街中や生産現場でのボランティアを経て、2013年4月に「いまむら」をオープン。「生産者と共につくる料理」というテーマを掲げ、日々の仕入れにおいては漁などにも同行し、食材のストーリーや生産者の思いを料理とともに伝えている。
これまで少しずつ⾷の拠点を地域に設け、
⾷に関する循環が⽣じるよう試みてきました。
今回もこうした場が舞台となります。
荻浜エリアにあるホワイトシェルビーチの牡蠣殻の⽩い浜に、リボーンアート・フェスティバルを象徴する⿅の彫刻《White Deer (Oshika)》とともに佇むレストラン。⽇本全国から精鋭の料理⼈たちがかわるがわるやってきて、それぞれの持ち味を活かし、地域の旬をダイレクトに表現した料理を提供します。
2017年、荻浜に⽣まれたちいさな⾷堂。浜の⽇々の暮らしや、ここで⽣きる⼈たちの優しさやたくましさに想いを寄せ、知恵を集め、関わるすべての⼈たちとともに新たなにぎわいとなりわいを創り出す、そんな出会いの場でありたいと願う⾷堂です。
⼩積浜に設けた⿅⾁解体処理施設。牡⿅半島の⿅は地球環境の温暖化や猟師の⾼齢化・担い⼿不⾜もあって個体数が増えすぎ、⾷害などの問題を起こしていました。このように駆除の対象だった⿅の命を少しでも循環させ、地域に新しいなりわいを作るべく設⽴された施設です。多くの料理⼈と交流を持つ“⾷猟師”⼩野寺望が運営します。
小野寺望
Nozomu Onodera
食猟師の小野寺望は、元フランス料理料理人。全国の名だたる料理人たちと交流を持つ。
シャルキュトリー
Charcuterie
木更津のKURKKU FIELDSと共同開発した鹿肉シャルキュトリー。百貨店のギフト商品としても人気を博す。