会場:宮城県 石巻市街地、牡鹿半島
© Reborn-Art Festival 2021-22
多義性を持ち生まれ変わったマテリアル
ボイルド空想(マテリアルのユーレイ/⽯巻)#1、#2、#3、#4
金氏徹平 / TEPPEI KANEUJI
京都生まれのアーティスト金氏徹平は、身のまわりの事物を素材にし、切り取ったり組み合わせたりすることで、既存の文脈を読み替えるコラージュ的な手法で制作を続けています。
「この地域では壊れた建物や道路などの破片と、これからつくられる建物や道路の素材をいろいろな状態で目にします。それらを使って、壊れることとつくること、意味と無意味、設置と放置、聖と俗、それらが同時に起こっているような状態をつくっています。手に取れる物質でできたユーレイや、溶けるまでのタイムスケールが違う雪だるまのような」(金氏徹平)
※ イベント時などの際に公開を予定しています(普段は立ち入り禁止です)。
金氏徹平
TEPPEI KANEUJI
1978年京都府生まれ。同地在住。身のまわりの事物を素材にし、切り取ったり組み合わせたりすることで、既存の文脈を読み替えるコラージュ的な手法で制作を続けている。2009年横浜美術館での個展「溶け出す都市、空白の森」など国内での発表のほか、海外での個展や企画展も多数。
桃浦エリア
自然豊かな牡鹿半島の最初の作品展示エリアとなる桃浦は、牡蠣の養殖が盛んな漁村。今回の会場は2018年に廃校となった旧荻浜小学校です。その校庭と防潮堤付近にはこれまでのRAF作品も。RAFオフィシャル宿泊・研修施設・もものうらビレッジも近くにあります。