会場:宮城県 石巻市街地、牡鹿半島
© Reborn-Art Festival 2021-22
時刻によって表情を変える「迷い鹿」
White Deer (Oshika)
名和晃平 / KOHEI NAWA
「鹿は古来から『神使』や『神獣』として、アニミズムや神道などの信仰のなかで親しまれてきました。 近年、日本では鹿が増え続けており、人里に時々現れる鹿は、『迷い鹿』と呼ばれます。 《White Deer (Oshika)》はインターネット上に現れた『迷い鹿』(鹿の剥製)を取り寄せ、3Dスキャンして得たデータを元に制作されました。 牡鹿半島・荻浜に立つその姿は遠くの空を見上げ、旅の原点である瀬戸内海・犬島の方を向いています」(名和晃平)
※ 公開時間:10:00〜17:00(※事情により変更になる場合があります)
名和晃平
KOHEI NAWA
1975年生まれ。彫刻家 / Sandwich Inc.主宰 / 京都芸術大学教授。京都を拠点に活動。 2003年京都市立芸術大学大学院美術研究科博士課程彫刻専攻修了。 セル(細胞・粒)という概念を機軸として、彫刻の定義を柔軟に解釈し、鑑賞者に素材の物性がひらかれてくるような知覚体験を生み出してきた。 近年では、アートパビリオン「洸庭」など、建築のプロジェクトも手がける。 2015年以降、ベルギーの振付家/ダンサーのダミアン・ジャレとの協働によるパフォーマンス作品「VESSEL」を国内外で公演中。 2018年にフランス・ルーヴル美術館ピラミッド内にて彫刻作品 “Throne” を特別展示。
OFFICIAL WEB SITE
荻浜エリア
牡蠣の養殖場を抜けて細道を行くと現れるホワイトシェルビーチには、名和晃平の作品《White Deer (Oshika)》、そして「Reborn-Art DINING」が。食堂「はまさいさい」もある県道沿いの牡鹿ビレッジは、地域の方々と新しいなりわいやさまざまな循環の創出を目指す拠点の一つです。