いち早く石巻に入り、埋め立てられた土地をつるはしで耕しはじめた保良雄。
そこで実った野菜が牡鹿半島や石巻近隣の食材とかけ合わせられ、フードセッション・リーダーを務める今村正輝と共に「四季彩食いまむら」を営む女将・今村由紀との共作で、食べられる作品として登場します。
— 南浜の作品《This ground is still alive》。この作品は震災後、空き地になっていた場所をもう一度人の手によって掘り返し、その場にある土に、牡鹿半島から腐葉土や堆肥などを採取し混ぜ込み、土を育てるところから始まっています。
今回9月5・6日に発表する作品《包む、または包まれる》では、《This ground is still alive》で実った野菜や、土作りでも訪れた牡鹿半島や石巻近隣などの食材をかけ合わせます。
土の中には小さな微生物が多く存在しています。
1グラムの土壌の中には、1億個以上の土壌微生物が生息しており、南浜の土作りの際に採取した牡鹿半島の腐葉土の微生物は今回出会う食材たちを育てた微生物の知り合いかもしれません。そうした脈々と育まれてきた自然の循環の中に私たちは包まれているのです。
(保良雄)
保良雄 × 今村由紀《包む、または包まれる》
日時:
2022年9月5日(月)11:00〜14:30
2022年9月6日(火)11:00〜14:30
会場:
はまさいさい(荻浜エリア)
https://2022.reborn-art-fes.jp/food/hamasaisai/
料金:
参加無料(食事は有料になります)
※ リボーンアート・パスポートは不要です。
※ なくなり次第終了とさせていただきます。