昨年11月に JR 石巻駅構内にオープンした石巻の味を“おでんとタコス“で楽しむ店「Reborn-Art STAND」にて、リボーンアート・フェスティバルにゆかりある作家らが登場する店内ラジオ『Reborn-Art RADIO』がスタートしました。
その第一弾として、芥川賞作家で Reborn-Art Festival2021-22[後期]の参加アーティストである小説家の朝吹真理子氏を迎え、石巻の未利用・低利用魚や漁の現場を訪ねた取材の様子など、石巻滞在中の思い出を伺ったトーク番組を期間限定で放送中!
「Reborn-Art RADIO」vol.1 ゲスト:朝吹真理子
会期:2024年2月24日(土)〜 3月17日(日)入場無料
営業時間:月〜土曜・祝日 11:00〜21:00、
日曜 11:00〜15:00(Reborn-Art STAND営業時間内)
ラジオ放送時間:営業日の11:00〜14:00
このほか、放送時間外もリクエストがありましたら店舗の状況に応じてできる限り対応しますので、お気軽にスタッフにお声がけください。
場所:Reborn-Art STAND
JR 石巻駅構内 NewDays 石巻様隣(石巻市鋳銭場9-1)
店舗SNS:https://www.instagram.com/reborn_art_stand/
※ 会場は「Reborn-Art STAND」内となります。本企画と一緒に店内のメニューもお楽しみください。
※ 専用駐車場はございませんので、お近くの駐車場または公共交通機関をご利用ください。
主催:一般社団法人 Reborn-Art Festival
助成:令和5年度 石巻市街なか文化・芸術活動活性化助成金
小説家である朝吹氏ですが、2022年に開催した Reborn-Art Festival(以下、RAF)では、画家の弓指寛治氏との共同制作で作品《スウィミング・タウン》を発表し、市民に惜しまれながら閉店した鮮魚店を会場に石巻の人々から聞いたまちの記憶を絵や文章に綴り表現。石巻では小説を書くだけでなく、魚の絵を描き、漁に同行して船に乗り、地域の方との交流を続けるなど縁を広げています。近年では、RAFが取り組む石巻市内で見られる未利用・低利用の魚介類を調査・発信する活動「いただきます!石巻インディーズフィッシュ」にもご一緒いただき、ポスターに掲載する魚介類の絵を描いていただきました。今回のラジオでは、この冬に石巻で行ったインディーズフィッシュに関する取材の様子や、Reborn-Art STANDでご試食いただいたインディーズフィッシュメニューの感想、石巻滞在中の思い出などを伺っています。
また、ラジオ放送期間中の店内では、ミニ展示「朝吹真理子と弓指寛治、海に行く」を同時開催。インディーズフィッシュに関する取り組みやお二人の取材の様子、画家・弓指寛治氏による書き下ろしレポートもご紹介します。店内での休憩やお食事とあわせて、RAF ゆかりのアーティストから見える石巻の姿をお楽しみください。
朝吹真理子
1984年東京都生まれ。2009年、「流跡」でデビュー。2010年、同作で第20回Bunkamuraドゥマゴ文学賞を最年少受賞。2011年、「きことわ」で第144回芥川賞を受賞。近刊に小説『TIMELESS』(2018)、エッセイ集『だいちょうことばめぐり』(2021)などがある。
弓指寛治
1986年三重県出身。東京都を拠点に活動。「自死」や「慰霊」をテーマに創作を続ける。名古屋学芸大学大学院修了後、学生時代の友人と名古屋で映像制作会社を起業。代表辞任後上京、ゲンロンカオス*ラウンジ新芸術校の第一期生として学んでいた2015年に、交通事故後で心身のバランスを崩していた母親が自死。出棺前に「金環を持った鳥のモチーフ」が浮かび、以後制作される多くの作品で繰り返し登場する彼の表現の核となっている。2021年より「満洲国」を軸に過去の戦争について考えるためのプロジェクトを開始。