リボーンアート・フェスティバルは、2017年の初開催からこれまで一緒に積み重ねてきた地域のみなさまや行政の方々と、リボーンアート・フェスティバルが目指してきた地域復興や振興の循環を目指し、「Reborn-Art Festival 2021-22」を開催いたしました。リボーンアート・フェスティバルはアートの展示のみならず地域のみなさまの営みとつながり、フードセッションリーダーズを中心に日本各地で活躍するゲストシェフと地元ホストシェフとのセッションによる食コンテンツを五感で味わう、「フードアドベンチャー」も実施してきました。
石巻市で漁を営む漁師の方と船で海に出かけ、網を引き揚げ、取れたタコやカニ、魚という生き物に感謝し、料理人の方のアドバイスを受けながら調理、その新鮮さを味わいながら「獲る、命をいただく、糧にする、生活を営む」というずっとつながっていく命の循環を地域で学ぶ、という経験、また山で鹿の猟を行う猟師の方と狩りへと同行し、命をいただく、食するだけでなく皮や角を使う、という自然との関わりの実感を提供することで、参加者の方の地域との関わり方、「食」への考え方が変容した、という感想をいただきました。このことは石巻市で行うサスティナブル・ツーリズム(持続可能な観光)の確かな手ごたえとなっています。
そうした取り組み、アート、地域の魅力、地域の方々との協働による持続可能な観光やさまざまな出会いから学びや気づきを得るプログラムを目指し、リボーンアート・フェスティバルは環境省「地域循環共生圏づくりプラットフォーム」事業のサポートもいただき、地域で行われている価値あるプログラムをとりまとめ、また、プログラム内容を再構成し「いのちのてざわりツーリズム」のサイトをリボーンアート・フェスティバルのウェブサイト内にリリースしました。
「いのちのてざわりツーリズム」
https://2022.reborn-art-fes.jp/tourism/